風呂
2025.12.18
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2025.12.18
お風呂のリフォームを検討するとき、費用やデザインだけで判断してしまい、後悔するケースは少なくありません。毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさや断熱性能、将来のバリアフリー対応まで見据えた選び方が大切です。
この記事では、お風呂のリフォームで失敗しないための具体的な選び方を徹底解説します。ユニットバスと在来浴室の違いから、サイズや素材の決め方、施工店の比較ポイントまで、初めての方でも迷わず進められるよう順を追ってご紹介します。
これからリフォームを始める方にも、すでに見積もりを取っている段階の方にも役立つ情報をまとめました。ぜひ最後までお読みいただき、理想のお風呂づくりにお役立てください。

お風呂のリフォームを成功させるためには、工事を始める前の準備段階がとても重要です。何となく古くなったから交換するのではなく、目的や予算、家族の暮らし方を整理することで、本当に必要な機能が見えてきます。
ここでは、リフォームの出発点として押さえておくべき4つのポイントを解説します。これらを明確にしておくことで、見積もり依頼時のやり取りがスムーズになり、不要なオプションに惑わされることも防げます。
最初に行うべきは、なぜリフォームしたいのかという目的の言語化です。目的が曖昧なまま進めると、ショールームで目に入った機能をあれもこれもと追加してしまい、結果的に予算オーバーや使わない設備の後悔につながります。
たとえば、冬場の寒さを解消したいなら断熱性能の強化が優先事項になります。一方、共働きで掃除の時間が取れない家庭なら、汚れにくい素材や乾きやすい床材を選ぶことが満足度を高めます。目的を3つ程度に絞り込むことで、必要な機能とそうでない機能を判断しやすくなります。
お風呂の耐用年数は一般的に15年から20年といわれています。ただし、使用頻度や換気状況によって劣化の進み具合は異なります。目に見える不具合がなくても、内部で水漏れや腐食が進行している場合もあるため、築年数だけで判断するのは危険です。
交換を検討すべきサインとしては、コーキング(隙間を埋めるゴム状の部材)の剥がれやカビの再発、排水の流れの悪さ、浴槽のひび割れなどが挙げられます。また、お湯が冷めやすくなった場合は、浴槽や壁の断熱性能が低下している可能性があります。こうした症状が複数見られるなら、早めの相談をおすすめします。
お風呂リフォームの費用相場は、ユニットバス交換で50万円から150万円程度が目安です。在来浴室からユニットバスへの変更や、配管工事が必要な場合は追加費用が発生します。事前に予備費として10万円から20万円を確保しておくと、下地補修などの追加工事にも対応できます。
また、バリアフリー化や省エネ設備の導入に対して、自治体の補助金や助成金が利用できる場合があります。介護保険の住宅改修費や、こどもエコすまい支援事業など、条件に合えば数万円から数十万円の補助を受けられる可能性があるため、工事前に確認しておきましょう。
リフォームは今だけでなく、10年後20年後の暮らしも視野に入れて計画することが大切です。小さな子どもがいる家庭では、洗い場を広めに確保すると体を洗いやすくなります。一方、高齢の家族がいる場合や将来の介護を見据えるなら、段差解消や手すりの設置を今のうちに組み込んでおくと安心です。
バリアフリー対応は後から追加すると費用がかさむため、最初の設計段階で検討しておくことをおすすめします。浴槽のまたぎ高さや床の滑りにくさなど、安全面の配慮は家族全員にとってのメリットになります。

リフォームの目的が明確になったら、次は具体的な浴室の仕様を決めていきます。ユニットバスか在来浴室か、サイズはどうするか、素材や設備は何を優先するかなど、選択肢は数多くあります。
ここでは、後悔しないための選び方のポイントを4つの観点から解説します。それぞれの特徴を理解し、自分の暮らしに合った組み合わせを見つけてください。
住宅リフォームでは、防水性やコスト面からユニットバスが主流となっています。ユニットバスは工場で生産されたパネルや浴槽を現場で組み立てる方式のため、防水性が高く、工期も短いのが特徴です。掃除のしやすさやメンテナンス性にも優れています。
一方、在来浴室は現場でタイルや防水層を施工する工法で、サイズやデザインの自由度が高いことが魅力です。ただし、施工品質に左右されやすく、費用も高くなる傾向があります。以下の表で両者の違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | ユニットバス | 在来浴室 |
|---|---|---|
| 防水性 | 高い | 施工品質による |
| デザイン自由度 | 規格内で制限あり | 非常に高い |
| 工期 | 短い | 長くなりがち |
| 費用 | 安定しやすい | 割高になりやすい |
| メンテナンス性 | 掃除しやすい | 素材による差が大きい |
コストや実用性を重視するならユニットバス、こだわりのデザインを追求したいなら在来浴室という選択になります。多くの家庭ではユニットバスで十分な満足度を得られるため、特別な理由がなければユニットバスを軸に検討するのが合理的です。
ユニットバスのサイズは1216や1616といった規格で表され、内寸のおおよその寸法を示しています。1216は約1200mm×1600mm、1616は約1600mm×1600mmという意味です。マンションでは1216や1317サイズが多く、戸建てでは1616や1620サイズが人気となっています。
サイズ選びでは、広ければ良いというわけではありません。洗面室とのバランスや、脱衣所の動線も考慮する必要があります。また、窓の位置や配管の都合で設置できるサイズが制限されることもあるため、現場調査で正確な寸法を確認してもらうことが大切です。
浴槽の素材は、日々の使い勝手と長期的な満足度を左右する重要な要素です。主な素材にはFRP、人工大理石、ホーローがあり、それぞれに特徴があります。FRPは価格が手頃で軽量ですが、汚れが付きやすい面があります。人工大理石は肌触りが良く汚れにくいですが、価格は高めです。ホーローは耐久性と清掃性に優れていますが、重量があります。
保温性能については、高断熱浴槽を選ぶとお湯が冷めにくくなり、追い焚き回数を減らせます。光熱費の削減にもつながるため、長期的なランニングコストを考えると検討の価値があります。床材も水はけの良いものや乾きやすい素材を選ぶと、カビの発生を抑えられます。
オプション機能は魅力的ですが、すべてを採用すると費用が膨らみます。浴室暖房乾燥機、肩湯、ジェットバス、自動洗浄など、各メーカーがさまざまな機能を用意しています。しかし、実際に毎日使う機能は限られていることが多いです。
優先順位の付け方としては、最初に決めた目的に立ち返ることが有効です。掃除の手間を減らしたいなら汚れにくい素材や自動洗浄機能、冬の寒さ対策なら浴室暖房や高断熱浴槽というように、目的に直結する機能に絞るととメリハリのある計画になります。デザインについても、飽きのこないシンプルなものを選ぶと長く満足できます。
仕様が決まったら、次は実際に工事を依頼する施工店選びと契約に進みます。ここでの判断を誤ると、せっかくの良い設備も施工品質の問題で台無しになりかねません。
この章では、見積もりの比較方法から工事中の注意点、ショールームでの確認事項、契約時のチェックポイントまで詳しく解説します。納得のいく工事を実現するために、しっかりと準備を進めましょう。
見積もりは最低でも3社から取得し、総額だけでなく内訳まで比較することが重要です。同じユニットバスでも、断熱工事や配管工事、下地補修の有無によって費用は大きく変わります。安い見積もりには、必要な工事が含まれていない可能性もあるため注意が必要です。
比較する際のポイントとしては、以下の項目を確認してください。
これらの項目が明確に記載されている見積もりは、信頼性が高いといえます。不明点があれば遠慮なく質問し、納得してから契約に進みましょう。
ユニットバスの交換工事は、標準的に3日から5日程度かかります。在来浴室からの変更や、配管の大幅な変更がある場合は1週間以上になることもあります。工事期間中はお風呂が使えないため、近くの銭湯やシャワー施設を事前に調べておくと安心です。
また、工事中は騒音や粉塵が発生するため、近隣への挨拶も忘れずに行いましょう。マンションの場合は管理組合への届け出が必要なケースもあります。工事のスケジュールは繁忙期を避けると、費用や日程の調整がしやすくなります。春先や年度末は混み合うため、夏場や秋口がおすすめの時期です。
カタログやウェブサイトだけでは分からない使用感を確かめるために、ショールームへの訪問は欠かせません。実際に浴槽に入ってみたり、床の感触を確かめたり、扉の開閉動作を試したりすることで、日常の使いやすさをイメージできます。
ショールームでは、以下の点を重点的にチェックしてください。浴槽の深さとまたぎ高さ、洗い場の広さ、シャワーの水圧、換気扇や暖房の動作音、収納の使い勝手などです。また、自宅の浴室サイズを伝えて、同じ規格の展示品を見せてもらうと実際の広さを把握しやすくなります。
契約前には、保証内容とアフターサービスの体制を必ず確認しましょう。商品自体のメーカー保証と、施工に対する保証は別々に設定されていることが一般的です。施工保証が何年間か、どの範囲まで対応してくれるかを書面で確認しておくと、万が一の際にトラブルを防げます。
契約書の内容で確認すべき項目としては、工事範囲、工期、支払い条件、追加工事の取り決め、キャンセル規定などがあります。口約束ではなく、すべて書面に残すことが大切です。不明点や不安な点があれば、契約前に解消しておくことで安心して工事を任せられます。
お風呂のリフォームで後悔しないためには、目的の明確化、適切な仕様選び、信頼できる施工店の選定という3つのステップが重要です。ユニットバスか在来浴室か、サイズや素材はどうするか、どの機能を優先するかなど、選択肢は多岐にわたりますが、家族の暮らし方と将来の変化を見据えて判断することが大切です。
見積もりは複数社から取得し、総額だけでなく内訳まで比較してください。ショールームで実物を確認し、保証やアフターサービスの内容を契約前にしっかり確認することで、満足度の高いリフォームを実現できます。
この記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、理想のお風呂づくりを進めてください。まずは複数の会社から見積もりを取り、比較検討することから始めましょう。
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