床
2025.12.25
床
2025.12.25
冬になると足元が冷えて暖房をつけても室内が温まりにくいとお悩みではありませんか。こうした底冷えの原因のひとつが、床下の断熱不足です。
床下断熱リフォームは、既存住宅の1階床の裏側に断熱材を追加することで、冬の冷気をシャットアウトし、暖房効率を高めるリフォーム手法です。近年は電気・ガス料金の高騰を背景に、少額の工事で光熱費削減を図りたいというニーズが高まっています。
この記事では、床下断熱リフォームの費用相場を工法別に詳しく解説するとともに、利用できる補助金や費用を抑えるポイントまでわかりやすくお伝えします。
床下断熱リフォームの費用は、施工する範囲や工法によって大きく変動します。ここでは、一般的な戸建て住宅を想定した費用相場を面積別・工法別に整理し、見積もりの内訳や費用に影響する要因についても詳しく解説します。
床下断熱リフォームの費用は、1平方メートルあたり約3,000円から10,000円が相場です。この単価は施工する工法や断熱材の種類によって変わり、一般的な戸建ての1階部分(約50平方メートル)で計算すると、総額でおおむね15万円から60万円の範囲に収まることが多くなっています。
床下から断熱材を後入れするボード張り付け工法を選んだ場合、1平方メートルあたりの単価は3,000円から5,000円程度となり、50平方メートルの施工であれば総額15万円から25万円が目安です。一方で、発泡ウレタンの吹き付け工法では、1平方メートルあたり8,000円から10,000円となり、同じ面積で30万円から50万円ほどかかります。
また、床を一度剥がして断熱材を敷設し直すフルリフォーム型の工事では、断熱材の施工費だけでなく床材の解体・新規床材の購入・復旧作業が加わるため、20坪程度の1階全体で110万円から160万円が相場となります。仮住まいや荷物の一時保管費用が必要になるケースでは、総額が200万円近くに達する場合もあります。
床下断熱リフォームの費用は、大きく分けて材料費・施工費・付帯工事費の3つに分類されます。まず材料費には、断熱材本体の費用が含まれます。グラスウールやスタイロフォームなどのボード状断熱材は比較的安価ですが、発泡ウレタンのように現場で吹き付けて硬化させるタイプは材料費自体が高めです。
次に施工費ですが、床下に潜って作業する非破壊型の工法では、職人の人件費と作業日数によって決まります。床下空間が狭い、配管が多いなど作業環境が悪ければ、それだけ施工に時間がかかり費用も上がります。床を剥がす工法の場合は、既存床材の撤去費用・廃材処分費・新規床材の購入費・フローリング施工費が一式含まれるため、費用全体が大きくふくらみやすいのが特徴です。
さらに付帯工事として、床下点検口の新設または拡張、配管周りのシール処理、防湿シートの敷設、換気口の調整などが必要になる場合があります。これらは1か所あたり1万円から5万円程度ですが、複数箇所を追加すると全体の見積もりに影響を与えます。
床下断熱リフォームの費用は、床下空間の状態と選ぶ工法によって大きく左右されます。まず床下の高さが十分にある住宅では、職人が床下に潜って作業しやすいため、後入れ工法をスムーズに採用できます。一方で、築古住宅など床下空間が狭い場合は、施工に時間がかかるため人件費が増え、場合によっては吹き付け工法を選ばざるを得ないケースもあります。
次に、床下の配管や基礎の形状が複雑であるほど、断熱材の加工や施工に手間がかかります。配水管や給湯管が入り組んでいる場合は、ボード材を細かくカットしてすき間なく施工する必要があり、その分だけ工数と費用が増えます。吹き付け工法であれば複雑な配管周りにも充填しやすいメリットがありますが、材料単価が高い点には注意が必要です。
さらに、既存の床下が無断熱なのか、すでに薄い断熱材が入っているのかによっても方針が変わります。既存の断熱材が劣化している場合は撤去費用が追加され、新規の断熱材を厚めに入れる必要があれば材料費も増えます。床下の土壌が湿気を帯びやすい環境では、防湿対策として調湿材や防湿シートの併設が推奨されるため、それらの費用も視野に入れておく必要があります。
ここでは、具体的な施工事例をもとに費用のイメージをつかんでいただきます。まず、築30年の木造戸建てで1階リビング・ダイニング約40平方メートルを対象に、床下からボード状断熱材を張り付ける工法を採用したケースでは、総額約20万円で施工が完了しました。床下空間が比較的広く、配管も整理されていたため、工期は1日で済み、住みながら作業を進めることができました。
次に、築25年の戸建てで床下が狭く配管が多い環境において、発泡ウレタンの吹き付け工法を選択した事例です。1階全体の約50平方メートルを施工し、総額は約45万円となりました。吹き付け工法は配管周りも含めてすき間なく充填できるため、気密性が高く断熱効果も期待できる一方で、材料費と施工費が高めになる傾向があります。
最後に、築40年の戸建てで床のきしみと段差を解消しつつ断熱性能を高めたいという要望から、床を全面的に剥がして断熱材を敷設し直し、フローリングも一新したフルリフォームの事例です。20坪分の工事で総額は約150万円となり、仮住まい費用と荷物の移動費用を含めると約180万円に達しました。工期は約10日間でしたが、断熱・床の強度・バリアフリー対応をまとめて実現できたため、長期的な快適性向上につながっています。

床下断熱リフォームには複数の工法があり、それぞれ施工方法や費用、得られる断熱効果が異なります。ここでは、床下に潜って施工する後入れ工法、床を剥がして全面改修する工法、吹き付け断熱など主要な施工方式について、特徴と費用を詳しく比較します。また、最適な工務店や施工店を選ぶための見積もりチェックポイントも解説します。
床下から断熱材を後入れする工法は、床を剥がさずに施工できる最も手軽な方法です。この工法では、床下点検口から職人が床下空間に潜り、床の裏側にボード状の断熱材を専用の金具や接着剤で固定していきます。スタイロフォームやグラスウールなどの板状断熱材が使われることが多く、1平方メートルあたりの単価は3,000円から5,000円程度です。
施工期間は一般的な戸建ての1階全体で1日から2日程度と短く、住みながら工事を進められるため生活への影響が少ないのが大きなメリットです。費用も15万円から40万円程度と比較的抑えられるため、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。
ただし、床下の高さが十分にあることや、配管が複雑に入り組んでいないことが施工の前提となります。床下空間が狭い、配管や基礎の形状が複雑な場合は、施工に手間がかかり工期が延びたり、すき間ができやすくなったりするため注意が必要です。また、断熱材の固定が不十分だと経年でたるみや脱落が起こるリスクもあるため、施工店の経験や技術力が仕上がりを左右します。
床を一度剥がして断熱材を敷設し直す工法は、床材の老朽化や段差解消、バリアフリー化を同時に進めたい場合に有効な選択肢です。この工法では、既存のフローリングやタタミを撤去し、根太(床の骨組み)の間に断熱材を充填してから新しい床材を張り直します。
費用の目安は、20坪程度の1階全体で110万円から160万円が相場です。内訳としては、既存床材の撤去に10万円から20万円、断熱材と施工費に5万円から20万円、新規床材と施工費に50万円から75万円ほどがかかります。さらに、仮住まいや荷物の一時保管費用が必要になる場合は、追加で80万円程度が見込まれることもあります。
この工法の最大のメリットは、床の構造全体を見直せる点です。断熱性能だけでなく、床の強度やきしみ、段差の解消、防音対策などをまとめて改善できるため、築年数の古い住宅や大規模なリノベーションを計画している場合には長期的な価値が高い選択となります。一方で、工期は約1週間から10日程度かかり、生活への影響も大きいため、計画的な準備が求められます。
吹き付け断熱は、床下に入り込んで発泡ウレタンを専用のホースで床裏に吹き付け、その場で発泡・硬化させることで断熱層を形成する工法です。配管や基礎の凹凸にも密着して充填できるため、すき間ができにくく気密性が高いのが特徴です。
費用の目安は1平方メートルあたり8,000円から10,000円で、一般的な戸建ての1階約50平方メートルで施工すると総額30万円から80万円となります。材料費と施工費がボード張り付け工法に比べて高くなる点には注意が必要ですが、複雑な床下環境でも高い断熱性能を確保したい場合には有力な選択肢です。
ここで、主要な工法の特徴と費用を表にまとめます。
| 工法 | 1平方メートルあたり単価 | 総額目安(50平方メートル) | 工期 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 床下からボード張り付け | 3,000〜5,000円 | 15〜40万円 | 1〜2日 | 低コスト、住みながら施工可能 | 床下環境により施工難易度が変わる |
| 床下から発泡ウレタン吹き付け | 8,000〜10,000円 | 30〜80万円 | 1〜2日 | 気密性高い、複雑な形状に対応 | 単価が高め、撤去しにくい |
| 床を剥がして敷設 | 断熱+床材+解体一式 | 110〜160万円〜 | 7〜10日 | 構造全体を見直せる | 高コスト、生活への影響大 |
耐久性の面では、吹き付け断熱は一度硬化すると床裏に強固に密着するため、たるみや脱落のリスクが低く長期にわたって性能を維持しやすい特徴があります。一方でボード張り付け工法は、固定方法や施工の丁寧さによって耐久性が左右されるため、施工店の技術力がより重要になります。
床下断熱リフォームは施工後の様子が見えにくい工事のため、信頼できる工務店や施工店を選ぶことが成功の鍵です。まず現地調査の質を重視しましょう。床下の高さ、湿気の状態、既存の断熱材の有無、配管の配置などを細かく確認してくれる施工店は、適切な工法と見積もりを提案できる可能性が高いといえます。
見積もりを依頼する際には、以下の項目を必ず確認してください。断熱材の種類と厚み、施工する範囲と面積、使用する固定方法や接着剤の種類、防湿対策の有無、床下点検口の設置や拡張費用、廃材処分費や付帯工事費の内訳です。単に総額だけでなく、各項目の単価と根拠を説明してもらうことで、適正な見積もりかどうかを判断しやすくなります。
また、過去の施工実績や写真、口コミなどを参考にし、床下断熱に特化した経験が豊富な施工店を選ぶことが大切です。さらに、なぜその工法や断熱材を選んだのかを丁寧に説明してくれるかどうかも、施工店の信頼性を測る重要なポイントです。複数の施工店から相見積もりを取り、費用だけでなく提案内容の質を比較することで、納得のいくリフォームが実現できます。

床下断熱リフォームを実施する際には、国や自治体が提供する補助金制度を活用することで、実質的な負担を大きく軽減できる可能性があります。ここでは利用できる補助金の種類と条件、申請手順、費用を抑えるための優先順位、そしてリフォームローンや税制優遇の活用法について詳しく解説します。
床下断熱リフォームに利用できる補助金には、国が主導する住宅省エネ支援事業や自治体独自の助成制度があります。代表的なものとして、先進的窓リノベ事業やこどもエコすまい支援事業などが挙げられますが、これらの制度は年度ごとに名称や条件が変わるため、最新情報を確認することが大切です。
多くの補助金制度では、断熱材の性能や施工面積に応じて定額または上限付きで支援が受けられる仕組みになっています。たとえば、床下断熱単独よりも、窓の改修や壁・天井の断熱と組み合わせた複合的なリフォームの方が、補助額が大きくなりやすい傾向があります。
補助金を受けるための主な条件としては、一定の断熱性能基準を満たすこと、登録された施工店や元請けに依頼すること、事前申請または工事前の届け出が必要なケースがあることなどが挙げられます。補助金ありきで計画を進めるのではなく、まず自分の住宅にとって必要な断熱レベルと工事範囲を決めたうえで、該当する制度があるかを確認する流れが現実的です。
補助金を申請する際の一般的な流れは、まず対象となる制度の募集要項を確認し、条件に合った施工店や元請けを選ぶことから始まります。次に、工事前に必要な書類を準備し、所定の窓口に申請を行います。工事完了後には、施工内容を証明する書類や写真、領収書などを提出し、審査を経て補助金が交付される流れです。
申請手順で注意すべきポイントとして、事前申請が必須の制度では、工事着工前に手続きを済ませておく必要があります。工事が始まってから申請しても受け付けてもらえない場合があるため、スケジュールには余裕を持つことが重要です。また、補助金の予算には上限があり、募集期間内でも予算に達した時点で受付が終了するケースが多いため、早めの情報収集と申請が求められます。
さらに、補助対象となる断熱材や施工方法には細かい基準が設けられていることがあり、単に安価な工事を選んだだけでは対象外になるリスクがあります。見積もりを依頼する段階で、補助金の適用を前提とした提案ができる施工店かどうかを確認し、必要な性能基準を満たした工事内容にすることが大切です。
床下断熱リフォームの費用を抑えるためには、まず施工範囲を絞り込むことが有効です。たとえば、家全体の1階を一度に施工するのではなく、最も冷えが気になるリビングやダイニングなど主要な居室から優先的に断熱を強化することで、初期費用を抑えつつ体感的な効果を得ることができます。
次に、工法の選択による費用調整も検討しましょう。床下からボード材を後入れする工法は、吹き付け工法に比べて単価が低いため、床下空間に問題がなければこちらを選ぶことでコストを削減できます。また、床材の張り替えを伴わない非破壊型の工法を選ぶことで、大幅に費用を抑えられる可能性があります。
さらに、断熱リフォームと他の改修工事を同時に行うことで、足場や仮設費用、職人の移動コストなどを共通化でき、トータルの費用を抑えられる場合があります。たとえば、将来的に窓のリフォームやフローリングの張り替えを計画している場合は、床下断熱と一緒に実施することで効率的に進められます。
床下断熱リフォームの費用を一括で支払うのが難しい場合には、リフォームローンを活用することで、毎月の負担を分散しながら工事を進めることができます。リフォームローンには、銀行や信用金庫が提供する無担保型のローンや、住宅ローンに組み込む形の有担保型のローンがあり、金利や返済期間、借入可能額がそれぞれ異なります。
一般的に、無担保型のリフォームローンは審査が比較的早く、少額の工事でも利用しやすい反面、金利がやや高めに設定される傾向があります。一方で、有担保型は金利が低く長期返済が可能ですが、審査に時間がかかり手続きも複雑になります。自分の資金計画やリフォームの総額に応じて、適切なローン商品を選ぶことが重要です。
また、断熱リフォームには税制優遇が適用される場合があります。所得税の減税や固定資産税の軽減措置など、一定の条件を満たすリフォーム工事に対して税制面でのメリットが受けられる制度が整備されています。これらの制度は国や自治体によって要件が異なるため、事前に税理士や施工店、自治体の窓口に確認することで、費用負担をさらに軽減できる可能性があります。
床下断熱リフォームの費用は、工法や施工範囲によって15万円から160万円以上まで幅広く変動します。床下に潜って断熱材を後入れする工法は比較的低コストで住みながら施工できるため、手軽に底冷え対策を始めたい方に適しています。
一方で、床を全面的に剥がして断熱材を敷設し直すフルリフォーム型の工法は、費用は高額になりますが、床の強度やバリアフリー化をまとめて改善できる長期的な価値があります。さらに、国や自治体の補助金制度を活用することで、実質的な負担を軽減できる可能性があるため、最新の支援制度を確認しながら計画を進めることが大切です。
床下断熱リフォームは、冬の快適性を高め光熱費を削減する効果が期待できる一方で、施工品質が見えにくいという特性があります。信頼できる施工店を選び、現地調査と見積もりの内容をしっかり確認したうえで、自分の住宅に最適な工法と費用のバランスを見極めることが成功の鍵となります。
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