リフォーム
2025.12.22
リフォーム
2025.12.22
開放感のある吹き抜けは魅力的ですが、冬の寒さや冷暖房費の高騰、子どもの成長による部屋不足など、生活の変化とともに「吹き抜けを部屋にしたい」と考える方が増えています。実際に吹き抜けをなくすリフォームを検討する際、最も気になるのが費用の相場ではないでしょうか。
吹き抜けを塞ぐリフォームの費用は、工事の内容や規模によって大きく異なります。簡易的な床の増設であれば50万円程度から可能ですが、独立した部屋として完全に仕上げる場合は100万円から300万円程度が一般的な相場です。
この記事では、吹き抜けをなくすリフォームにかかる費用の内訳や、工事内容による違い、費用を抑えるためのポイントまで詳しく解説します。ご自宅の状況に合わせた最適なリフォーム計画を立てるための参考にしてください。
吹き抜けをなくすリフォームの費用は、単に床を張るだけでなく、構造補強から内装仕上げまで多岐にわたる工事が必要です。ここでは、工事内容ごとの費用相場と、どのような要素が金額を左右するのかを詳しく見ていきます。全体の費用感を把握することで、予算に合わせた計画が立てやすくなります。
まずは、吹き抜けを埋めるリフォーム全体でどの程度の費用がかかるのか、工事の種類別に整理して確認しましょう。構造補強、床組み、設備工事など、それぞれの項目がどのように費用に影響するかを理解することが大切です。
吹き抜けをなくす際に最も重要なのが、建物の構造を安全に保つための補強工事です。吹き抜け部分には本来、床を支える梁や柱が設置されていないため、新たに床を作る場合は水平方向の力を受け止める構造材を追加する必要があります。この構造補強の費用は、建物の築年数や既存の構造、吹き抜けの広さによって大きく変動します。
一般的な木造住宅で吹き抜けを塞ぐ場合、構造補強にかかる費用は30万円から80万円程度が目安です。具体的には、既存の梁に新しい梁を追加したり、床を支えるための柱を立てたり、金物で接合部を補強したりする工事が含まれます。特に築年数が古い住宅や、吹き抜けの面積が10平方メートルを超える場合は、より大規模な補強が必要になり、費用も高くなる傾向があります。
構造補強の内容は、建物の安全性に直結するため、必ず構造計算や耐震診断に基づいた適切な工事を行う必要があります。設計料や構造計算費用として別途5万円から15万円程度かかる場合もありますが、これは将来の安心のために欠かせない投資といえるでしょう。工務店や施工店によっては、構造設計士と連携してプランを提案してくれるところもあります。
構造補強が完了したら、次は実際に床を作る工事に進みます。床組みとは、梁の上に根太という横材を渡し、その上に床下地となる合板を張る作業です。この床組みの費用は、吹き抜けの面積や使用する材料の品質によって変わりますが、一般的には1平方メートルあたり8万円から15万円程度が相場とされています。
床組みと同時に重要なのが断熱工事です。吹き抜けを塞ぐと上下階の空気の流れが変わるため、適切な断熱材を入れないと冬場の寒さや夏場の暑さ、さらには結露の原因になることがあります。断熱材の充填費用は10万円から30万円程度で、使用する断熱材の種類や厚みによって金額が異なります。高性能な断熱材を使うことで、長期的な冷暖房費の削減につながるため、この部分への投資は検討する価値があります。
床の仕上げ材も費用に大きく影響します。フローリング材は標準的なもので1平方メートルあたり5千円から1万円程度、無垢材や高級フローリングを選ぶと1万5千円から3万円程度になります。さらに、壁のクロス張りや天井の仕上げ、建具の設置なども含めると、内装仕上げだけで30万円から80万円程度の予算を見込んでおく必要があります。
新たに部屋を作る場合、電気配線や照明、換気設備などの設置も必要になります。既存の配線から分岐して新しいコンセントや照明スイッチを設置する電気工事は、基本的な内容であれば10万円から25万円程度が相場です。照明器具本体の費用は別途必要で、シーリングライトなら1万円から3万円程度、ダウンライトを複数設置する場合はさらに費用がかかります。
吹き抜けを部屋にする場合、換気計画の見直しも重要です。特に寝室や子ども部屋として使う場合は、24時間換気システムへの接続や、窓の新設を検討する必要があります。換気扇の設置や既存システムへの接続工事は5万円から15万円程度、新たに窓を設けるサッシ工事は1か所あたり10万円から30万円程度が目安です。ただし、外壁に穴を開ける工事は構造に影響するため、慎重な検討が必要です。
また、新しい部屋にエアコンを設置する場合は、エアコン本体と取り付け工事で10万円から25万円程度を見込んでおきましょう。吹き抜けをなくすことで冷暖房効率は向上しますが、各部屋に適切な空調を整えることで、より快適な住環境が実現します。
吹き抜けを塞ぐリフォームでは、材料費や工事費以外にも様々な費用が発生します。まず設計料として、プランニングや図面作成、構造計算などに5万円から20万円程度かかる場合があります。特に構造に関わる大規模な工事の場合、建築士による設計監理が必要になることもあり、その場合は工事費の5パーセントから10パーセント程度が設計料の目安です。
工事期間中の職人の人件費も費用の大きな部分を占めます。吹き抜けをなくすリフォームの工期は、内容によりますが通常2週間から6週間程度です。大工や電気工事士、内装職人など複数の専門職が関わるため、人件費は工事費全体の40パーセントから50パーセント程度を占めることもあります。
その他、工事に伴う養生費用や廃材処分費、足場が必要な場合の足場代などもかかります。これらの諸経費を合わせると、工事費全体の10パーセントから15パーセント程度が目安です。見積もりを取る際は、これらの項目が明確に記載されているか確認することで、後から追加費用が発生するリスクを減らせます。
| 工事項目 | 費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 構造補強 | 30万円〜80万円 | 梁の追加、柱の設置、金物補強、構造計算 |
| 床組み・断熱 | 40万円〜100万円 | 床下地工事、断熱材充填、床材張り |
| 内装仕上げ | 30万円〜80万円 | 壁・天井クロス、建具設置、塗装 |
| 電気・換気設備 | 15万円〜50万円 | 配線工事、照明・コンセント、換気設備 |
| 設計料・諸経費 | 10万円〜30万円 | 設計監理、養生、廃材処分、管理費 |

吹き抜けをなくすリフォームは、単なる間取り変更にとどまらず、建物の構造や法規制、税金など様々な側面に影響を及ぼします。工事を始めてから問題が発覚すると、追加費用や工期の延長につながる可能性があるため、事前の確認が重要です。
ここでは、リフォーム計画を立てる前に必ず押さえておきたい注意点を解説します。法律上の制限や税金の変化、住み心地への影響など、見落としがちなポイントをしっかり確認しておきましょう。
吹き抜けを床で塞いで居室や収納として使えるようにすると、建築基準法上の床面積が増加する場合があります。この床面積の増加は固定資産税の評価に影響し、税額が上がる可能性があるため注意が必要です。固定資産税は、建物の床面積や用途、構造などをもとに評価額が決まる仕組みになっています。
特に、吹き抜け部分を独立した居室として完成させた場合、その面積が課税対象の床面積に加算されることがあります。増加する税額は地域や建物の評価によって異なりますが、年間数千円から数万円程度の増加が一般的です。ただし、ロフトや小屋裏収納として天井高を制限したり、階段を固定式ではなく可動式にしたりすることで、床面積に算入されないよう工夫できる場合もあります。
リフォームの設計段階で、税理士や建築士に相談しながら、居室として完全に仕上げるか、収納やロフトとして扱うかを検討することをおすすめします。また、リフォーム完了後は自治体の家屋調査が入る可能性もあるため、変更内容を正確に把握しておくことが大切です。
吹き抜けを塞いで床面積を増やす工事は、自治体によっては増築とみなされ、建築確認申請が必要になる場合があります。建築確認申請とは、建物が建築基準法や条例に適合しているかを自治体や指定確認検査機関に確認してもらう手続きです。この申請が必要かどうかは、増加する床面積の規模や建物の現状によって異なります。
一般的に、10平方メートルを超える床面積の増加や、防火地域・準防火地域内での工事では確認申請が必要になることが多いです。確認申請には手数料や設計料がかかり、通常5万円から20万円程度の追加費用が発生します。また、申請から許可が下りるまで2週間から4週間程度かかるため、工期の計画にも影響します。
さらに、敷地の建ぺい率や容積率に余裕がない場合、床面積を増やすこと自体が違法建築になってしまう可能性もあります。建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合、容積率とは敷地面積に対する延床面積の割合のことで、それぞれ用途地域ごとに上限が定められています。リフォーム前に、建築確認申請の有無や法規制について、工務店や建築士に必ず確認しましょう。
吹き抜けをなくすと、これまで2階や屋根部分の窓から1階に届いていた自然光が遮られ、リビングやダイニングが暗く感じられるケースがあります。特に南側に吹き抜けがあり、そこからの採光に頼っていた住宅では、床を張ることで日中でも照明が必要になるほど暗くなることもあるため注意が必要です。
この問題を避けるためには、新しく作る床や壁に室内窓を設けたり、天窓やハイサイドライトを活用したりして、光の通り道を確保する工夫が有効です。また、吹き抜けを完全に塞ぐのではなく、一部を残すハーフ吹き抜けにすることで、開放感と採光の両方を維持できます。
照明計画の見直しも重要です。吹き抜けをなくした後の1階には、ダウンライトや間接照明を効果的に配置し、自然光が減った分を補う必要があります。LED照明なら電気代も抑えられるため、明るさを確保しつつ省エネ性能を高めることができます。設計段階で、実際の明るさをシミュレーションしたり、サンプルの照明配置を確認したりすることで、リフォーム後の後悔を防げるでしょう。

吹き抜けを塞ぐリフォームは決して安い買い物ではありませんが、工夫次第で費用を大きく抑えることが可能です。ここでは、予算を上手にコントロールしながら満足度の高いリフォームを実現するための具体的な方法をご紹介します。
費用を削減するといっても、安全性や快適性を犠牲にしてはいけません。賢く見積もりを比較し、利用できる支援制度を活用することで、コストパフォーマンスの高いリフォームが実現できます。
吹き抜けをなくすリフォーム費用を抑える最も効果的な方法は、複数の施工店から相見積もりを取ることです。同じ工事内容でも、工務店によって提案するプランや見積もり金額は大きく異なります。一般的には3社以上から見積もりを取ることで、適正価格の相場感をつかみやすくなります。
見積もりを比較する際は、単純に総額だけを見るのではなく、工事の内訳を細かくチェックすることが重要です。構造補強の内容、使用する材料の品質、断熱材の種類、仕上げ材のグレードなど、項目ごとに何が含まれているのかを確認しましょう。中には、必要な工事が抜けている安い見積もりや、逆に不要な工事が含まれている高額な見積もりもあるため、内容をしっかり精査する必要があります。
また、施工店の得意分野や実績も判断材料になります。吹き抜けを塞ぐリフォームは構造に関わる工事のため、木造住宅の構造補強に詳しい工務店や、設計士と連携できる施工店を選ぶことで、安全性と費用のバランスが取れたプランを提案してもらえます。施工事例や口コミも参考にしながら、信頼できるパートナーを見つけることが、満足度の高いリフォームにつながります。
吹き抜けをなくすリフォームでは、工事の内容によって自治体の補助金や減税制度を利用できる場合があります。特に、断熱性能を高めるための工事を含む場合は、省エネリフォーム補助金の対象になる可能性があります。国や自治体が実施する住宅リフォーム支援制度は年度ごとに内容が変わるため、計画段階で最新情報を確認することが大切です。
例えば、断熱改修と同時に吹き抜けを塞ぐ工事を行う場合、こどもエコすまい支援事業や長期優良住宅化リフォーム推進事業などの補助金を活用できることがあります。これらの制度では、工事費用の一部が補助されるため、実質的な負担を大きく減らすことができます。ただし、補助金には事前申請が必要な場合が多く、着工前に手続きを済ませる必要があるため注意しましょう。
また、リフォーム資金を住宅ローンで借り入れる場合、住宅ローン減税の対象になることもあります。増築や大規模修繕に該当する工事であれば、所得税や住民税の控除が受けられる可能性があるため、税理士や金融機関に相談してみることをおすすめします。さらに、前述のように床面積を増やす方法によっては、固定資産税の増加を抑える設計も可能です。こうした税制面の工夫も、長期的なコスト削減につながります。
吹き抜けをなくすリフォームの費用相場は、工事内容によって大きく異なりますが、一般的には80万円から300万円程度が目安です。構造補強や床組み、断熱工事、電気設備など、安全で快適な空間を作るためには様々な工事が必要になります。費用の内訳を理解し、ご自宅の状況や目的に合わせた適切なプランを選ぶことが重要です。
リフォームを成功させるためには、事前の確認も欠かせません。床面積の増加による固定資産税への影響や、建築確認申請の要否、採光計画の見直しなど、見落としがちなポイントをしっかり押さえておきましょう。また、複数の施工店から相見積もりを取り、補助金や減税制度を活用することで、費用を抑えつつ満足度の高いリフォームが実現できます。
吹き抜けをなくすリフォームは、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて住まいを最適化する有効な手段です。冷暖房効率の向上や個室の確保など、実用性を高めることで、長く快適に暮らせる住環境が整います。この記事を参考に、ぜひ理想のリフォーム計画を実現してください。
\今すぐ無料で最安見積もりをチェック!/
すまいパークでは、地域で活躍するリフォーム会社の皆さまと手を取り合い、より多くのお客様に安心と満足を届けていきたいと考えています。
お持ちの技術や経験を活かし、地元密着型のサービスを展開しながら、売上アップと新しい顧客獲得の機会を広げませんか?充実したサポート体制をご用意しているため、初めての方でも安心してご参加いただけます。
「どれくらいの費用がかかるのか知りたい」
「複数の会社を比較して検討したい」
――そんな時はすまいパークにお任せください。
地域で選ばれた信頼できるリフォーム会社が揃っており、価格・提案力・施工実績など多方面から比較できます。
お見積もりのご依頼はすべて無料。匿名での相談も可能なので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
\今すぐ無料で最安見積もりをチェック!/
リフォーム会社一括見積もり依頼