和室
2025.12.23
和室
2025.12.23
押入れを使いやすいクローゼットに変えたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。従来の押入れは布団を収納する目的で設計されているため、洋服をかけて収納するには使い勝手が良くありません。
押入れをクローゼットにするリフォームは、中棚の撤去やハンガーパイプの設置、扉の交換などを組み合わせて行います。工事費用は簡易的なものなら3万円程度から、本格的なリフォームでは50万円程度まで幅があります。
この記事では、押入れをクローゼットにリフォームする具体的な方法や費用相場、施工時の注意点について詳しく解説していきます。失敗例や対策も合わせてご紹介するので、理想的なクローゼット作りの参考にしてください。

押入れからクローゼットへのリフォームは、単なる見た目の変化だけでなく、収納機能や生活動線に大きな改善をもたらします。まずは押入れの構造的な特徴を理解し、クローゼットへのリフォームによってどのような変化が期待できるのかを確認しましょう。
押入れは奥行きが80~90センチと深く設計されており、この特徴がクローゼットにリフォームする際に重要なポイントになります。一般的なクローゼットの奥行きは60センチ程度のため、押入れの深い奥行きを活用することで、手前と奥で異なる収納方法を組み合わせることが可能です。
横幅については、押入れは通常90~180センチの間で設計されています。幅が広い押入れほど、ハンガーパイプを複数本設置したり、左右で用途を分けたりする選択肢が増えます。高さは天井まで届く設計が多いため、上段と下段でパイプの高さを変えることで、コートやワンピースなどの長い衣類から、シャツやジャケットなどの短い衣類まで効率的に収納できます。
中棚の有無も重要な要素です。多くの押入れには中段に棚板が設置されていますが、この棚板が構造的に必要な部材なのか、単なる収納用の棚なのかによって、撤去の可否が決まります。構造材でない場合は撤去して空間を一体化することで、より使いやすいクローゼットに変更できます。
クローゼットへのリフォームによって最も大きく変わるのは、衣類の見やすさと取り出しやすさです。押入れでは衣類を重ねて収納することが多く、下の方にある服を取り出すのに手間がかかりました。ハンガーパイプを設置することで、すべての衣類を一目で確認でき、必要な服をすぐに取り出せるようになります。
湿気対策の面でも大きな改善が期待できます。押入れは密閉性が高く湿気がこもりやすい構造でしたが、クローゼットへのリフォームの際に通気性の良い扉に変更したり、調湿機能のある内装材を使用したりすることで、カビや結露の発生を抑制できます。特に外壁に面した押入れでは、断熱性能の向上も合わせて行うことで、結露対策により効果的です。
朝の身支度時間の短縮も大きなメリットです。服を探す時間が減り、コーディネートも考えやすくなるため、忙しい朝の時間を有効活用できます。また、洗濯後の片付けも、ハンガーのまま収納できるため格段に楽になります。
押入れをクローゼットに変更するリフォームが効果的なケースと、慎重に検討すべきケースを整理しましょう。まず向いているケースとしては、洋服の収納場所が不足している家庭、布団をベッドに変更した家庭、和室を洋室として使用している家庭などが挙げられます。
特に子育て世帯では、成長に合わせて衣類の量が増えるため、クローゼットへのリフォームによって長期的な収納不足の解決が期待できます。在宅ワークが増えた家庭でも、仕事用の服を整理しやすくなることで、オンとオフの切り替えがスムーズになるメリットがあります。
一方で、慎重に検討すべきケースもあります。布団を主要な寝具として継続使用する予定がある場合、押入れの深い奥行きと中棚は布団収納に最適化されているため、クローゼットへのリフォームによってかえって使い勝手が悪くなる可能性があります。また、和室の伝統的な雰囲気を重視する場合、クローゼットへのリフォームによって部屋全体の統一感が損なわれる恐れもあります。
賃貸住宅や分譲マンションでは、管理規約や賃貸契約の制約により、構造部分に手を加える工事が制限される場合があります。事前に管理会社や大家さんとの確認が必要です。

押入れをクローゼットにするリフォームには、簡易的な改修から本格的な工事まで複数のアプローチがあります。ここでは具体的な工程と選択肢について、それぞれのメリットやコストを詳しく解説します。最適なプランを選ぶために、現在の押入れの状態と理想的な仕上がりを照らし合わせながら検討しましょう。
押入れをクローゼットに変更する基本的な工程は、解体・下地補修・内装・建具取付・仕上げの5段階に分かれます。まず解体では、既存のふすまや中棚の撤去を行います。中棚が構造材でないことを確認した上で、丁寧に取り外します。この際、壁や床に傷をつけないよう養生を十分に行うことが重要です。
下地補修では、解体によって生じた凹みや傷の修理、必要に応じて床の補強工事を実施します。押入れの床は布団の重量を想定して設計されているため、衣類や収納ケースの荷重に対する補強が必要な場合があります。合板の増し貼りや根太の追加などで床の強度を確保します。
内装では、壁紙の張り替えや塗装、調湿機能付きの内装材の施工を行います。特に湿気対策を重視する場合は、防カビ・調湿機能のある壁紙や珪藻土などの自然素材を選択することで、長期的なカビ防止効果が期待できます。この段階でハンガーパイプの下地となる補強材も設置します。
建具取付では、新しい扉の設置とハンガーパイプ、枕棚の取り付けを行います。最後の仕上げ工程では、全体のクリーニングと動作確認を実施し、完成となります。全工程を通じて1~3日程度の工期が一般的です。
クローゼットの扉選びは、使い勝手と部屋の印象に大きく影響する重要な要素です。主な選択肢として、引き戸、折れ戸、開き戸、カーテンタイプがあり、それぞれに特徴があります。
引き戸は前面にスペースを必要せず、ベッドや家具が近くにある場合でも開閉に支障がないメリットがあります。また、和室の雰囲気を残したい場合は、ふすま風のデザインの引き戸を選ぶことで、違和感なく仕上げることができます。ただし、レールの清掃が必要で、ホコリが溜まりやすい点に注意が必要です。
折れ戸は全面を大きく開くことができ、奥まで見渡しやすいのが特徴です。開閉時に必要なスペースも開き戸より少なく済みます。デザインのバリエーションも豊富で、部屋のインテリアに合わせて選択できます。一方で、開閉時に若干の騒音が発生することと、金具部分の定期的なメンテナンスが必要です。
カーテンタイプは最も安価で施工も簡単です。通気性に優れており、湿気対策の観点からも有効です。デザインや色の変更も容易で、季節や気分に合わせて交換できます。ただし、遮音効果は低く、完全に目隠しすることが難しい場合があります。
効率的な収納レイアウトを作るには、収納する衣類の種類と量を事前に把握し、それに合わせてハンガーパイプの高さと枕棚の配置を決定することが重要です。一般的には、ロングコートやワンピースなどの長い衣類用に高さ160センチ以上のスペースを確保し、シャツやジャケット用に100~120センチのスペースを設けます。
ハンガーパイプの耐荷重も重要な検討事項です。標準的なパイプで15~20キログラム程度ですが、重いコートを多数かける場合は、より強度の高いパイプや補強材の追加を検討します。パイプの材質は、ステンレス製が錆びにくく長期間使用できるためおすすめです。
可動棚を組み合わせることで、将来的な収納ニーズの変化にも対応できます。子どもの成長に合わせてパイプの高さを変更したり、ライフスタイルの変化に応じて棚の配置を調整したりできます。奥行きを活用する場合は、手前にハンガーパイプ、奥に収納ボックス用の棚を設けるレイアウトが効率的です。
クローゼット内の収納システムは、造作家具と既製品それぞれにメリットがあり、予算や要望に応じて使い分けることが重要です。以下の表で主な特徴を比較してみましょう。
| 項目 | 造作家具 | 既製品 |
|---|---|---|
| 費用 | 15~50万円 | 3~15万円 |
| 納期 | 2~4週間 | 即日~1週間 |
| 寸法 | 完全オーダー | 規格サイズ |
| 材質・デザイン | 自由度高 | 限定的 |
| 将来の変更 | 困難 | 比較的容易 |
造作家具は押入れのサイズに完全に合わせて製作できるため、無駄な空間がほとんど発生しません。また、部屋のインテリアとの統一感も保てます。高品質な材料を使用することで、長期間の使用に耐える堅牢性も期待できます。ただし、費用が高く、将来的な変更が困難という面もあります。
既製品は費用を抑えられ、設置も比較的簡単です。種類も豊富で、必要に応じて買い足しや交換ができる柔軟性があります。DIYで設置できる製品も多く、工事費用を節約することも可能です。しかし、押入れのサイズと完全に合わない場合があり、隙間が生じることがあります。
押入れの規模や立地条件によっては、単純なクローゼットへのリフォームを超えて、ウォークインクローゼットへの拡張や隣接する空間との一体化も検討できます。これらの応用プランは、より大がかりな工事となりますが、収納力と利便性の大幅な向上が期待できます。
ウォークイン化は、押入れの奥行きが90センチ以上ある場合に有効です。中に人が入れるスペースを確保し、左右や奥の壁面に収納を配置します。着替えスペースとしても使用でき、朝の身支度がスムーズになります。床材や照明も部屋と同等のグレードにすることで、快適な空間に仕上がります。
隣接する部屋や廊下と一体化する拡張プランでは、間仕切り壁の撤去により収納スペースを大幅に拡大できます。ただし、構造壁の有無や建築基準法の制限を事前に確認する必要があります。また、空調や換気計画の見直しも必要になる場合があります。
押入れをクローゼットにリフォームする際の費用は、工事内容や選択する材料によって大きく変動します。また、施工前に確認すべき構造的な問題や、長期的に快適に使用するための対策についても理解しておくことが重要です。ここでは具体的な費用相場と、失敗を避けるための注意点について詳しく解説します。
押入れをクローゼットにする費用は、3万円程度の簡易改修から50万円を超える本格工事まで、工事内容によって大きな幅があります。最も手軽な方法は、既存のふすまをカーテンに変更し、ハンガーパイプを後付けするパターンで、材料費込みで3~8万円程度で実現できます。この場合、構造部分には手を加えないため、賃貸住宅でも実施しやすい方法です。
中棚を撤去してハンガーパイプと枕棚を設置し、ふすまを引き戸や折れ戸に交換する標準的なリフォームでは、10~20万円程度が相場となります。この価格帯では、内装工事も含まれることが多く、壁紙の張り替えや床の補修も同時に行えます。
本格的なリフォームでは、床や壁の補強工事、断熱材の追加、造作家具の設置などを含み、30~50万円程度かかります。さらに、ウォークイン化や隣接する空間との一体化を行う場合は、50万円を超えることも珍しくありません。これらの工事では、電気工事や空調工事も必要になる場合があります。
費用を抑えるポイントとしては、構造部分はプロに依頼し、内装や収納部分はDIYで対応する方法があります。また、複数の施工会社から見積もりを取得し、工事内容と価格を比較検討することも重要です。
押入れをクローゼットに変更する工事の工期は、工事内容によって1日から1週間程度の幅があります。簡易的なカーテン設置とハンガーパイプ取り付けであれば、半日程度で完了します。ふすまの撤去と新しい建具の設置を含む標準的な工事では、2~3日が一般的です。
工程別の所要時間を見ると、解体工事は半日程度、下地補修と内装工事で1日、建具取り付けとハンガーパイプ設置で半日程度となります。乾燥時間や調整作業を考慮すると、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
工事期間中は押入れが使用できないため、収納していたものの一時保管場所を確保しておく必要があります。また、工事音や粉塵が発生することもあるため、近隣への配慮や室内の養生も準備しましょう。特に集合住宅では、管理規約で定められた工事時間内での作業となるよう、事前に施工会社と調整することが大切です。
押入れの床は布団収納を前提として設計されているため、衣類や収納ボックスなどの集中荷重に対する補強が必要な場合があります。特に古い住宅では、床下地が劣化している可能性もあるため、工事前の点検が重要です。
床の補強方法としては、既存の床材の上に12~15ミリ程度の合板を重ね貼りする方法が一般的です。これにより床の剛性が向上し、たわみを防げます。より本格的な補強が必要な場合は、床下から根太を追加したり、既存の根太を太いものに交換したりします。
荷重の計算では、ハンガーパイプにかけた衣類の重量に加え、収納ボックスや人が中に入る場合の荷重も考慮する必要があります。一般的には1平方メートルあたり180キログラム程度の荷重を想定して設計します。床鳴りがする場合や、明らかにたわみが見られる場合は、必ず補強工事を実施しましょう。
押入れは密閉性が高く湿気がこもりやすい構造のため、クローゼットへのリフォームに際しては徹底的な結露・カビ対策が不可欠です。特に外壁に面した押入れでは、冬期の結露発生リスクが高く、適切な断熱工事と調湿対策を組み合わせることが重要です。
断熱対策では、外壁面に断熱材を追加することで、壁面の温度差を緩和し結露を防げます。発泡ウレタンや繊維系断熱材を使用し、隙間なく施工することがポイントです。同時に、防湿シートの設置により、室内の湿気が壁内に侵入することを防ぎます。
調湿対策では、珪藻土や調湿機能付きの壁紙など、湿気を吸放出する材料を使用します。また、換気扇の設置や通気口の確保により、空気の流れを作ることも効果的です。扉の選択でも、ルーバータイプや通気性のある材質を選ぶことで、自然な換気を促進できます。
カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃と除湿も重要です。除湿剤の設置や、湿度が高い時期には除湿機の使用も検討しましょう。衣類は完全に乾かしてから収納し、長期間着用しない衣類は防虫・防湿対策を施した上で保管することが大切です。
賃貸住宅や分譲マンションでは、リフォーム工事に関する制約があり、事前の確認と許可取得が必要です。賃貸住宅では、原状回復義務があるため、構造部分に手を加える工事は基本的に禁止されています。ただし、ハンガーパイプの設置やカーテン交換など、簡易的な変更であれば許可される場合があります。
分譲マンションでは、管理規約により専有部分と共用部分が明確に区分されており、工事内容によって制限が設けられています。床や壁の解体を伴う工事では、管理組合への届け出や理事会での承認が必要な場合があります。また、工事時間や搬入経路についても規約で定められていることが多いため、事前の確認が重要です。
許可を得やすくするためには、工事内容を詳細に説明し、建物の構造や他の住戸に影響がないことを明確に示すことが大切です。また、万が一の場合の原状回復方法についても、具体的な計画を示すことで、許可を得られる可能性が高まります。
押入れをクローゼットにリフォームすることで、収納の使い勝手が大幅に改善され、日常生活がより快適になります。ハンガーパイプの設置により衣類が一目で確認でき、朝の身支度時間の短縮にもつながります。
費用は簡易的な改修なら3万円程度から、本格的な工事でも50万円程度で実現できるため、比較的手軽に取り組めるリフォームです。ただし、床の補強や湿気対策など、構造的な検討事項もあるため、専門知識を持った施工会社との相談が重要になります。
成功の鍵は、現在の押入れの状況を正確に把握し、理想的な収納プランを明確にすることです。複数の施工会社から見積もりを取得し、工事内容と費用を比較検討することで、満足度の高いリフォームを実現できるでしょう。
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