内壁
2025.12.18
内壁
2025.12.18
住まいの使いやすさを向上させるために、開き戸から引き戸へのリフォームを検討されている方が増えています。引き戸は開閉時のスペースを取らず、高齢者や車いすでも出入りしやすいバリアフリー対応として注目されていますが、実際にどのくらいの費用がかかるのか不安に感じる方も多いでしょう。
本記事では、引き戸リフォームにかかる費用の相場を玄関と室内、交換パターン別に詳しく解説します。さらに、見積りの内訳や費用を安く抑えるための具体的な工夫、失敗しないための注意点まで、これから引き戸リフォームを検討する方に必要な情報を網羅的にお届けします。
補助金の活用方法や施工店選びのポイントも紹介しますので、納得のいく引き戸リフォームを実現するための参考にしてください。

引き戸リフォームの費用は、施工する場所や工事内容によって大きく変動します。このセクションでは、開き戸から引き戸への交換、既存引き戸の交換、新規設置の3つのパターンに分けて費用相場を整理します。また、見積書でチェックすべき内訳項目についても詳しく解説しますので、適正価格を見極めるための基礎知識として活用してください。
開き戸から引き戸へのリフォームは、バリアフリー化や動線の改善を目的に行われることが多く、費用は施工箇所と工法によって幅があります。玄関の場合、既存の開き戸を撤去して引き戸に交換する工事では、本体価格と工事費を合わせて30万円から80万円程度が一般的です。断熱性能やデザイン性の高い製品を選ぶと、上限に近い金額になる傾向があります。
室内ドアの場合は、玄関よりも比較的コンパクトな工事で済むケースが多く、3万円から30万円程度の範囲に収まることがほとんどです。ただし、壁を壊して引き込みスペースを作る必要がある場合は、50万円から100万円に達することもあります。構造上の制約や配管の移設が必要になると、想定以上の費用が発生するため注意が必要です。
工法としては、既存の枠を活かすカバー工法であれば5万円前後、枠ごと撤去するはつり工法では6万円から9万円、開口部を広げる間口変更工事では15万円から30万円が追加で必要になります。開き戸と引き戸では開口部のサイズや構造が異なるため、下地補強や周辺壁の補修が発生しやすく、事前の現地調査で正確な見積りを取ることが重要です。
既存の引き戸をそのまま新しい引き戸に交換する場合は、開き戸からの変更に比べて費用を抑えやすい傾向があります。枠や下地がそのまま使えるケースでは、本体価格と取り付け工賃のみで済むため、玄関であれば18万円から50万円程度、室内ドアであれば3万円から10万円程度が目安です。
ただし、枠の劣化や隙間の発生、レールの摩耗が進んでいる場合は、枠の交換やレール交換が必要になり、追加で5万円から15万円程度の費用がかかることがあります。また、既存の引き戸が古い木製建具の場合、断熱性や防音性に課題があることが多いため、高性能な製品に交換することで光熱費の削減や快適性の向上が期待できます。
玄関引き戸の交換では、断熱仕様やバリアフリー対応の製品を選ぶと本体価格が28万円から45万円に上昇しますが、国や自治体の補助金を活用することで実質負担を10万円から30万円程度軽減できる可能性があります。既存の引き戸を活かしながら性能向上を図りたい場合は、補助金制度の確認を優先しましょう。
壁に新たに引き戸を設置する工事は、間仕切りを増やして部屋を分けたり、収納スペースに扉を付けたりする際に行われます。この場合は開口部の確保と枠組み、引き戸本体の設置が必要になるため、費用は比較的高額になります。一般的な室内引き戸の新規設置では、20万円から50万円程度が相場です。
壁を一部解体して引き込みスペースを作る場合や、吊り引き戸を採用して床にレールを設けない仕様にする場合は、構造補強や建具の精度が求められるため、50万円を超えることも珍しくありません。さらに、配線や配管が壁内にある場合は移設工事が必要になり、電気工事費用として別途3万円から10万円程度が発生します。
新規設置では、引き戸のタイプ選びも費用に影響します。引き違い戸は比較的安価で15万円から30万円程度ですが、片引き戸や引き分け戸、引き込み戸はスペース確保や施工精度の関係で25万円から50万円以上になることがあります。設置箇所の構造をしっかり確認し、無理のない工法を選ぶことがコスト管理の鍵です。
引き戸リフォームの見積書には、本体価格、施工費、周辺工事費、諸経費などが項目として記載されます。まず本体価格は、引き戸の素材やグレード、サイズによって大きく変動し、アルミ製であれば5万円から30万円、木製であれば10万円から20万円、強化ガラス仕様では15万円から30万円が一般的です。断熱性能やバリアフリー仕様、防犯性能を備えた製品では、さらに高額になります。
施工費は、既存建具の撤去費用、枠組みの取り付け、引き戸本体の設置、調整作業などが含まれ、玄関引き戸で10万円から20万円、室内ドアで3万円から10万円が目安です。周辺工事費としては、壁や床の補修、クロスの張り替え、電気配線の移設などが該当し、これらは現場の状態によって変動するため、事前に詳細な現地調査を受けることが重要です。
見積書で特に注意すべきは、追加工事の可能性が明記されているかどうかです。壁内に予想外の配管や構造材があった場合、工事中に追加費用が発生することがあります。信頼できる施工店であれば、事前調査の段階でリスクを説明し、追加工事の範囲と費用目安を明示してくれます。見積書に不明瞭な項目があれば、契約前に必ず確認しましょう。
| 工事内容 | 費用相場 | 主な内訳 |
|---|---|---|
| 開き戸→引き戸(玄関) | 30万円〜80万円 | 本体18万円〜45万円+施工10万円〜20万円+周辺補修 |
| 開き戸→引き戸(室内) | 3万円〜30万円 | 本体5万円〜15万円+施工3万円〜10万円+壁補修 |
| 引き戸交換(玄関) | 18万円〜50万円 | 本体18万円〜30万円+施工10万円〜15万円 |
| 引き戸交換(室内) | 3万円〜10万円 | 本体3万円〜7万円+施工3万円〜5万円 |
| 新規引き戸設置 | 20万円〜50万円 | 開口工事10万円+本体10万円+施工10万円+補修 |
引き戸リフォームは決して安い買い物ではありませんが、工夫次第で費用を大幅に抑えることが可能です。ここでは、複数の施工店から見積りを取る際のコツや、既存部材の再利用、製品選びのポイント、DIYで対応できる範囲など、実践的なコスト削減策を紹介します。無理のない範囲で賢く節約し、満足度の高いリフォームを実現しましょう。
引き戸リフォームの費用を適正化するには、複数の施工店から見積りを取り、内容を比較することが最も効果的です。見積りを取る際は、最低でも3社以上に依頼し、同じ条件で比較できるように工事内容や製品の仕様を統一して伝えることが重要です。施工店によって得意分野や仕入れルートが異なるため、同じ工事内容でも10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
見積書を比較する際は、総額だけでなく内訳を細かく確認しましょう。本体価格、施工費、周辺工事費、諸経費がそれぞれいくらなのかを明示している施工店は、透明性が高く信頼できる傾向があります。逆に、一式見積りで詳細が不明な場合は、追加費用が発生しやすいため注意が必要です。
また、補助金や助成金の活用を前提とした見積りを依頼することも大切です。断熱性能やバリアフリー性能を満たす製品を選べば、国や自治体から10万円から30万円程度の補助を受けられる可能性があります。施工店によっては補助金申請のサポートを行っているところもあるため、対応可能かどうかも比較のポイントにしましょう。
引き戸リフォームで費用を抑える有力な方法のひとつが、既存の枠や部材をできるだけ再利用することです。特に既存の引き戸を交換する場合、枠やレールに問題がなければそのまま活用することで、撤去費用や新規枠組み費用を削減できます。カバー工法を採用すれば、既存枠の上から新しい枠をかぶせるだけで済むため、工期も短縮され、廃材処分費も抑えられます。
開き戸から引き戸への変更では、壁を壊さずに済む吊り引き戸やアウトセット引き戸を選ぶことで、構造工事の範囲を最小限にできます。吊り引き戸は床にレールを設置しないため、段差の解消にもつながり、バリアフリー性も向上します。アウトセット引き戸は壁の表面にレールを取り付けるタイプで、壁内に引き込みスペースを作る必要がないため、施工費を大幅に削減できます。
ただし、既存部材の劣化が進んでいる場合は、無理に再利用すると後々のトラブルにつながる可能性があります。枠の歪みやレールの摩耗、シロアリ被害などが見られる場合は、施工店の判断を優先し、適切な補修や交換を行うことが長期的なコスト削減につながります。
引き戸の本体価格は、素材やグレード、機能によって大きく変動します。費用を抑えたい場合は、必要な性能を見極めて過剰なスペックを避けることがポイントです。たとえば、室内ドアであれば断熱性能よりもデザイン性や遮音性を重視し、アルミやシート仕上げの製品を選ぶことで、本体価格を5万円から10万円程度に抑えられます。
玄関引き戸の場合は、断熱性能や防犯性能が快適性や安全性に直結するため、ある程度の性能は確保したいところです。断熱仕様の製品は28万円から45万円と高額ですが、光熱費の削減や結露防止効果を考えれば、長期的には費用対効果が高いといえます。補助金を活用すれば実質負担を10万円以上軽減できるため、高性能品でも手が届きやすくなります。
素材選びでは、木製は温かみがあるものの価格が高く、アルミ製は耐久性とコストのバランスに優れています。強化ガラスや複層ガラスを採用すると、採光性や断熱性が向上しますが、費用は上昇します。施工店に予算を伝えた上で、優先したい性能を明確にし、コストパフォーマンスの高い製品を提案してもらうとよいでしょう。
引き戸リフォームの一部をDIYで行うことで、施工費を節約できる可能性があります。たとえば、既存引き戸のレール交換や調整、戸車の交換などは、ホームセンターで部材を購入して自分で行うことが可能です。レール交換キットは数千円から1万円程度で入手でき、施工店に依頼すると3万円から5万円かかる作業を自力で済ませられます。
ただし、引き戸本体の取り付けや枠組みの調整は、精度が求められる専門的な作業です。わずかな歪みや隙間が開閉不良や気密性の低下につながるため、DIYでの対応は推奨されません。また、壁の解体や開口部の拡張、下地補強などの構造に関わる工事は、建築基準法や自治体の条例に抵触する可能性があるため、必ず施工店に依頼しましょう。
後付けタイプの簡易引き戸キットも市販されており、既存の開き戸枠にレールを取り付けて引き戸のように使えるようにする製品があります。費用は2万円から5万円程度で、賃貸住宅でも原状回復しやすいのがメリットです。ただし、本格的な引き戸に比べると気密性や遮音性、耐久性は劣るため、一時的な対策や簡易的な間仕切りとして活用するのが適切です。

引き戸リフォームでは、想定外の追加費用やトラブルが発生することがあります。このセクションでは、費用が膨らみやすいリスク要因と、それを防ぐための具体的な対策を解説します。寸法や下地の問題、性能の低下、和室特有の注意点、施工店選びのポイントまで、契約前に確認すべき項目を押さえて、後悔のないリフォームを実現しましょう。
引き戸リフォームで最も多いトラブルのひとつが、開口部の寸法不足や下地の問題による追加工事です。開き戸から引き戸に変更する場合、引き戸は横にスライドするため、開き戸よりも広い開口幅が必要になります。既存の開口部が狭いと、壁を解体して間口を広げる工事が必要になり、15万円から30万円の追加費用が発生します。
また、引き込み戸を設置する場合は、壁内に引き戸が収まるスペースを確保しなければなりません。壁内に柱や筋交い、配管、配線などがあると、移設や補強が必要になり、10万円から50万円以上の追加工事が発生することもあります。特に築年数の古い住宅では、図面と実際の構造が異なるケースも多いため、施工前の現地調査で壁内の状況を確認することが不可欠です。
下地の強度不足も見落としがちなポイントです。引き戸は開き戸に比べて重量があり、レールや枠に負荷がかかるため、下地が弱いと将来的に歪みや開閉不良が起きやすくなります。施工店には、下地の状態を確認してもらい、必要に応じて補強工事を見積りに含めてもらうようにしましょう。
引き戸は構造上、開き戸に比べて気密性や遮音性が劣る傾向があります。特に玄関引き戸では、隙間から冷気や熱気が侵入しやすく、冷暖房効率が低下して光熱費が上がるリスクがあります。これを防ぐには、断熱性能の高い複層ガラスや気密パッキンを備えた製品を選ぶことが重要ですが、本体価格は5万円から10万円程度高くなります。
室内引き戸では、遮音性の低さが問題になることがあります。寝室や書斎など、静かさが求められる部屋では、防音仕様の引き戸や遮音シートの追加が有効です。防音引き戸は通常品より5万円から15万円高くなりますが、生活音の軽減効果は大きく、家族のストレス軽減にもつながります。
また、引き戸のレール部分は床に段差ができやすく、バリアフリー性が損なわれることがあります。吊り引き戸やフラットレールを採用することで段差をなくせますが、吊り引き戸は上部構造の補強が必要になり、施工費が5万円から10万円程度上乗せされることがあります。将来的な介護や車いす利用を見据えている場合は、初期投資としてバリアフリー仕様を選ぶことを推奨します。
和室のふすまを引き戸に交換するリフォームは、デザイン性や耐久性の向上を目的に行われることが多いですが、和室特有の構造や意匠に配慮する必要があります。ふすまは軽量で枠が薄いため、重量のある引き戸に交換する際は、枠の補強や下地の追加が必要になることがあり、3万円から10万円の追加費用が発生します。
また、和室の鴨居や敷居は洋室の枠組みとは寸法や構造が異なるため、既存の鴨居・敷居をそのまま使えないケースもあります。新たに洋風の枠組みを設置する場合は、周囲の壁や床の補修が必要になり、10万円から20万円の費用がかかることがあります。和室の雰囲気を残したい場合は、和風デザインの引き戸を選ぶことで、違和感なく交換できます。
さらに、和室と隣接する廊下や洋室との段差調整も重要なポイントです。畳の厚みと床材の高さが異なるため、引き戸のレール位置を調整したり、段差解消のための床工事が必要になったりすることがあります。バリアフリー化を目的とする場合は、段差解消工事も含めた総合的な見積りを取ることが望ましいです。
引き戸リフォームのトラブルで多いのが、施工店とのコミュニケーション不足や契約内容の不明確さに起因するものです。たとえば、見積書に追加工事の可能性が明記されていなかったために、工事途中で予想外の費用が発生し、総額が当初の1.5倍に膨らんだという事例があります。契約前には、追加工事が発生する条件と費用目安を必ず確認しましょう。
また、補助金申請のタイミングを誤ったために、補助金が受けられなくなったという失敗例もあります。補助金制度によっては、工事着工前に申請が必要な場合や、指定の施工店でなければ対象外となる場合があります。施工店が補助金申請に対応しているか、申請手続きのスケジュールを把握しているかを事前に確認することが重要です。
施工店選びでは、複数の施工店から見積りを取るだけでなく、過去の施工実績や口コミ、保証内容を確認することが大切です。特に、引き戸リフォームの経験が豊富な工務店や元請けを選ぶことで、構造上の問題を事前に察知し、適切な対策を提案してもらえます。契約書には、工期、支払い条件、瑕疵担保責任の内容が明記されているかを確認し、不明点は契約前に必ず質問しましょう。
引き戸リフォームの費用は、施工箇所や工事内容によって大きく変動します。玄関では30万円から80万円、室内では3万円から30万円が一般的な相場ですが、壁の解体や構造補強が必要な場合は50万円から100万円に達することもあります。費用の内訳を正確に把握し、見積書で本体価格、施工費、周辺工事費を確認することが、適正価格を見極めるための第一歩です。
費用を抑えるには、複数の施工店から見積りを取り、既存部材の再利用や製品グレードの最適化、補助金の活用を検討しましょう。国や自治体の補助金を利用すれば、10万円から30万円程度の負担軽減が期待できます。また、DIYで対応できる範囲を見極め、専門的な作業は施工店に任せることで、安全性と費用のバランスを保つことができます。
失敗しないためには、現地調査で構造上の制約を確認し、追加工事のリスクを事前に把握することが重要です。気密性や遮音性、バリアフリー性など、求める性能を明確にして製品を選び、施工店とのコミュニケーションを密にすることで、満足度の高い引き戸リフォームを実現できます。契約前には、保証内容や補助金申請のサポート体制を確認し、信頼できる施工店を選びましょう。
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