内壁
2025.12.22
内壁
2025.12.22
窓を壁にするリフォームは、断熱性の向上や防犯対策、プライバシー保護を目的として近年注目を集めています。しかし、いざ検討しようとすると、どのような工法があるのか、費用はどれくらいかかるのか、補助金は使えるのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。
この記事では、窓を壁にするリフォームの工法別の費用相場や、施工方法の違い、メリットとデメリット、さらに補助金制度の活用方法まで、わかりやすく解説します。採光や換気への影響といった注意点も含めて、総合的に判断できる情報をお届けしますので、リフォームを成功させるための参考にしてください。

窓を壁にするリフォームには、いくつかの施工方法があります。完全に窓をなくして壁にする方法から、窓枠を残して内側だけを塞ぐ方法まで、目的や予算に応じて選択できます。ここでは、代表的な工法とその特徴を詳しく見ていきましょう。
完全に窓をなくす工法は、既存のサッシを撤去して開口部を外壁材と内装材で塞ぎ、完全に壁として再構成する方法です。この工法では、まず窓枠やサッシをすべて取り外し、開口部に下地を組んで断熱材を充填します。その後、外側は周囲の外壁と同じ仕上げ材を施工し、内側は石膏ボードを張ってクロスなどで仕上げます。
この方法の最大の特徴は、外観から見ても窓があったことがわからないほど自然に仕上がる点です。断熱性や気密性も大幅に向上し、防犯性も高まります。費用相場は1か所あたり約15万円から30万円で、外壁材の種類や窓のサイズ、2階以上の施工で足場が必要な場合は追加で約10万円かかることもあります。
外壁塗装やサイディング張替えと同時に実施すれば、塞いだ部分が目立たず、足場代も共有できるため、コストを抑えられるメリットがあります。ただし、工期は2日から3日程度かかり、採光や通風の計画を十分に検討する必要があります。
窓を完全になくすのではなく、開口部を縮小して小さな窓にする方法もあります。この工法では、既存の窓枠の一部を残しながら、周囲を壁で塞いで小窓化します。採光や換気をある程度確保しつつ、断熱性や防犯性を向上させたい場合に適しています。
また、開閉できない固定式のFIX窓に変更する選択肢もあります。FIX窓は気密性が高く、デザイン性にも優れているため、眺望を残しながら断熱性を高めたい場合に有効です。費用は窓のサイズや仕様によって異なりますが、縮小工事は約18万円から35万円が目安となります。
この方法は、完全に塞ぐよりも心理的な抵抗が少なく、将来的な間取り変更にも柔軟に対応できる点が魅力です。ただし、工事の内容によってはサッシ交換や外壁補修が必要になるため、施工店と事前にしっかり打ち合わせることが重要です。
最も簡易的な方法が、既存の窓枠やサッシはそのままにして、室内側から石膏ボードや断熱パネルで塞ぐ工法です。外観は窓のまま残るため、外壁側の工事が不要で、工期も1日から2日程度と短く、費用も約5万円から15万円と比較的安価です。
この方法は、賃貸住宅や集合住宅など外観を変更できない場合や、とりあえず断熱性やプライバシーを確保したい場合に向いています。内側に断熱材を入れることで、ある程度の断熱効果も期待できますが、外側のサッシが劣化したままだと、雨仕舞いや結露のリスクが残る点には注意が必要です。
また、窓とボードの間に空気層ができると湿気が溜まりやすくなるため、気密シートや防湿処理をしっかり施工することが大切です。将来的に窓を再び使いたくなった場合には、比較的容易に元に戻せるというメリットもあります。
窓を壁にする代わりに、窓の位置を変更するリフォームも選択肢の一つです。たとえば、道路側の窓をなくして、別の壁面に新たに窓を設けることで、採光や通風を確保しながらプライバシーや防犯性を高めることができます。
この工法では、既存の窓を塞ぐ工事と新規に窓を開ける工事の両方が必要になるため、費用は高めになりますが、住環境を総合的に改善できるメリットがあります。特に間取り変更や増改築と同時に行うと、全体のバランスを考えた計画ができます。
ただし、構造上開けられる壁と開けられない壁があるため、事前に工務店や設計士に構造をしっかり確認してもらう必要があります。耐力壁を傷つけると耐震性に影響が出るため、専門的な判断が欠かせません。

窓を壁にするリフォームの費用は、工法や窓のサイズ、外壁材の種類、施工階数などによって大きく変動します。ここでは、工法別の費用目安と、見積りに含まれる項目、費用を抑えるコツ、さらに補助金制度の活用方法について詳しく解説します。
窓を壁にするリフォームの費用は、施工方法によって大きく異なります。内側のみを塞ぐ簡易的な工法であれば、1か所あたり約5万円から15万円で済みます。この場合、既存の窓枠やサッシはそのまま残し、室内側に石膏ボードや断熱材を施工してクロスで仕上げます。
一方、サッシを撤去して外壁側も含めて完全に壁にする工法では、1か所あたり約15万円から30万円が相場です。外壁の仕上げ材として、サイディングを張る場合は約8万円から15万円、モルタルを塗る場合は約5万円から10万円が追加でかかります。さらに、2階以上の窓を施工する場合は足場代が必要となり、約10万円が目安となります。
以下の表に、工法別の費用目安をまとめました。
| 工法 | 費用相場(1か所) | 工期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 内側のみ塞ぐ | 約5万〜15万円 | 1〜2日 | 外観は窓のまま、簡易的な施工 |
| 完全に壁にする | 約15万〜30万円 | 2〜3日 | サッシ撤去、外壁補修を含む |
| 窓を小さくする | 約18万〜35万円 | 2〜4日 | 採光・通風を一部確保可能 |
| 足場が必要な場合 | 約10万円追加 | – | 2階以上の施工時 |
窓のサイズが大きいほど、また構造補強が必要な場合は費用が増える傾向にあります。外壁材の種類や仕上げのグレードによっても価格は変動するため、複数の施工店から見積りを取って比較することが重要です。
窓を壁にするリフォームの見積りには、さまざまな項目が含まれます。主な内訳としては、既存サッシの撤去費用、下地材や断熱材の費用、外壁仕上げ材の費用、内装仕上げの費用、そして施工費や諸経費などがあります。見積書を見る際は、これらの項目が明確に記載されているかを確認しましょう。
追加費用になりやすい箇所としては、まず足場の設置があります。2階以上の窓を施工する場合や、外壁塗装と同時に行わない場合は、足場代が別途必要になります。また、既存の外壁材が劣化している場合や、下地の補強が必要な場合も追加費用が発生することがあります。
さらに、防水処理や気密シートの施工、断熱材のグレードアップなど、性能を高めるオプションを追加すると費用が上がります。見積りの段階で、どこまでが標準仕様に含まれ、どこからがオプション扱いになるのかを施工店にしっかり確認することが大切です。
窓を壁にするリフォームの費用を抑えるには、いくつかのコツがあります。まず、外壁塗装やサイディング張替えなど、他の外装リフォームと同時に実施することで、足場代を共有できるため全体のコストを削減できます。複数箇所の窓を同時に施工する場合も、まとめて依頼することで単価が下がることがあります。
また、内側のみを塞ぐ簡易工法を選択すれば、費用を大幅に抑えられます。ただし、この場合は断熱性や防水性に限界があるため、目的に応じて工法を選ぶことが重要です。見積りは必ず複数の工務店から取り、施工範囲や仕様を細かく比較検討しましょう。
補助金については、窓を壁にする工事単体での補助対象は限定的ですが、断熱改修全体の一環として評価される可能性があります。国や自治体が実施する省エネリフォーム補助制度では、窓の高断熱化や外壁断熱と組み合わせることで対象になる場合があります。事前に自治体の窓口や施工店に確認し、申請可能な制度があれば積極的に活用しましょう。
窓を壁にするリフォームの工期は、工法や施工箇所数によって異なります。内側のみを塞ぐ簡易工法であれば、1か所あたり1日から2日程度で完了します。完全にサッシを撤去して壁にする工法の場合は、外壁補修や仕上げも含めて2日から3日程度が標準的です。
複数箇所を同時に施工する場合や、外壁塗装と同時に行う場合は、全体の工期が延びることがありますが、まとめて施工することで効率が上がり、結果的に費用を抑えられることもあります。工期が長引くと、その分人件費や仮設費用が増える可能性があるため、スケジュールを事前にしっかり確認しておくことが大切です。
また、天候に左右される外装工事では、雨天時には作業が中断することもあります。余裕を持ったスケジュールを組み、施工店とこまめに連絡を取りながら進めることで、トラブルを防ぐことができます。
窓を壁にするリフォームには、断熱性や防犯性の向上といった明確なメリットがある一方で、採光や換気への影響、構造上の制約といった注意点もあります。ここでは、メリットとデメリットをバランスよく理解し、失敗しないためのポイントを解説します。
窓を壁にする最大のメリットは、断熱性と気密性が大幅に向上することです。窓は住宅の中で最も熱が出入りしやすい部分であり、古い窓やサイズの大きな窓は冬の寒さや夏の暑さの原因になります。窓をなくして壁にすることで、熱損失を防ぎ、室温を安定させることができます。
その結果、暖房や冷房の効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。特に北側や道路側など、採光のメリットが少ない窓を塞ぐことで、快適性とコストパフォーマンスの両方を高めることができます。また、断熱材をしっかり充填することで、結露やカビの発生リスクも低減できます。
防犯性の向上も大きなメリットです。道路に面した窓や人目につきにくい場所の窓は、侵入経路となるリスクがあります。窓をなくすことで、防犯対策を強化でき、安心して暮らせる環境を作ることができます。さらに、外からの視線を遮ることでプライバシーも守られ、カーテンやブラインドが不要になる点も魅力です。
一方で、窓を壁にすることで採光や換気が減少するデメリットもあります。特に南側や東側の窓をなくすと、室内が暗くなり、日中でも照明が必要になる場合があります。また、自然換気ができなくなるため、湿気やにおいがこもりやすくなり、カビの発生リスクが高まることもあります。
このようなデメリットを防ぐためには、事前に日照シミュレーションや換気計画をしっかり行うことが重要です。窓を塞す場合は、他の窓で採光や通風を確保できるかを確認しましょう。たとえば、不要な窓を壁にする代わりに、別の壁面に新たに窓を設けたり、既存の窓を高性能な断熱窓に交換したりすることで、バランスの取れた住環境を実現できます。
また、換気については24時間換気システムの導入や、既存の換気設備の見直しを検討することで、自然換気に頼らない快適な空気環境を維持できます。窓をなくす前に、家全体の採光と換気のバランスを専門家と一緒に検討することが成功の鍵です。
窓を壁にするリフォームでは、構造上の制約や法律面の確認も欠かせません。特に、耐力壁に影響する可能性がある場合は、建物の耐震性に関わるため、工務店や設計士に事前に構造を確認してもらう必要があります。窓をなくして壁を増やすことで耐震性が向上するケースもありますが、逆に構造バランスが崩れるリスクもあるため、慎重な判断が求められます。
また、建築基準法では、居室には一定の採光面積と換気面積が義務付けられている場合があります。窓を塞すことでこれらの基準を下回ると、違法建築とみなされる可能性があるため、施工前に確認が必要です。特に増改築を伴う場合や、確認申請が必要な規模のリフォームでは、行政への届出や検査が求められることもあります。
さらに、外壁の防水処理や雨仕舞いが不十分だと、雨漏りのリスクが高まります。窓を撤去した後の開口部は、防水紙や防水テープでしっかり処理し、周囲の外壁としっかり一体化させることが重要です。施工後の保証内容も事前に確認し、万が一のトラブルに備えましょう。
窓を壁にするリフォームを成功させるには、信頼できる工務店や施工店を選ぶことが何よりも重要です。まず、窓のリフォームや外壁工事の実績が豊富な元請けを選びましょう。過去の施工事例や写真を見せてもらい、仕上がりの品質を確認することが大切です。
見積り依頼時には、以下のポイントをチェックしましょう。
複数の工務店から見積りを取り、項目ごとに比較することで、適正な価格を把握できます。また、担当者とのコミュニケーションがスムーズか、こちらの質問に丁寧に答えてくれるかも重要な判断材料です。契約前には必ず現地調査を依頼し、実際の状況を見てもらったうえで正確な見積りを出してもらいましょう。
窓を壁にするリフォームは、断熱性や防犯性を高め、快適な住環境を実現する有効な手段です。工法によって費用は大きく異なり、内側のみを塞ぐ簡易工法なら約5万円から15万円、完全に壁にする工法なら約15万円から30万円が相場となります。外壁塗装と同時に行うことで足場代を節約でき、トータルコストを抑えることも可能です。
一方で、採光や換気への影響、構造上の制約といった注意点もあります。窓を塞す前には、家全体の採光や通風のバランスを考え、必要に応じて他の窓の性能向上や換気設備の見直しを検討しましょう。補助金制度の活用や、信頼できる工務店選びも成功の鍵となります。
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